乳牛はホルスタイン種を導入しています。2000坪の土地に成牛を300頭飼育し、年間1頭当り8000リットルを搾乳します。平山牧場で搾乳された生乳は、八千代牛乳ブランドとしてスーパーや生活協同組合などを通じて消費者のみなさまへ届けられています。八千代牛乳ブランドで販売されている牛乳の約20%に該当する生乳をこの平山牧場は供給しており、ブランドに与える影響もその分重く、最新の衛生管理を心がけています。
平山さんの牛乳へのこだわり
空気に触れることを極限まで減らす
搾乳された生乳は、新鮮さを保持するために専用の冷却タンクへ蓄積します。そのタンクに生乳を送る際にも、極力酸素に触れないように、特殊な配管を施した装置を使用しています。(※酸素に触れると牛乳の風味が落ちてしまいます。)
牛をのびのびと育てています
暑い夏の時期は、冷却扇だけでなく冷水(3℃)をミスト状に噴霧し、牛を冷やしています。また、一般的な牧場に比べ、牛舎内の牛の頭数を少なくし、のびのびと飼養することで牛にストレスを与えないよう配慮しています。
子供たちが飲む牛乳をつくるということ
平山牧場の近くには小学校があります。その小学校の児童はもちろん、遠方の小学校からも多くの児童が農場の見学に訪れます。訪問した小学生からは、平山さん宛てのお礼の手紙がたくさん届いていました。その手紙を読む度に、「子供たちへ安心できるものを提供することの大切さを痛感しています。」と平山さんは語っていました。品質管理を徹底的に追及する平山さんの哲学を垣間見た気がしました。